2015「信州まるごとセミ♪探し」のまとめ

見たよ!聞いたよ! 168件の情報が集まりました ♪

ご協力ありがとうございました!
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案内チラシはこちら(PDF形式:219KB)>>

セミの分布変化をウオッチ ♪

元気な鳴き声で季節の到来を告げるセミは、国内に生息する35種のうち12種が長野県にいます。
なかでも西日本に多く生息し、近年、分布を北に広げているクマゼミは、3年前に飯田市で小中学生の兄弟が成虫を捕獲し話題となりました。そんなクマゼミですが、今後県内でさらに分布を拡大するのでしょうか。そもそも、クマゼミの分布と温暖化は関係があるのでしょうか。また他のセミたちの分布にも変化がみられるのでしょうか。
そんなセミたちの分布変化を捉えていくために、昨年に引き続き県下一斉分布調査を実施しました。
長く続けていくことで温暖化の県内への影響を調べます。さて今年はどんな結果が得られたでしょうか。

観察対象のセミ

県内の比較的どこでもみつけられるもの、夏に鳴き始めるもの、鳴き声のわかりやすいものに、上述のクマゼミを加え「ニイニイゼミ」「ヒグラシ」「アブラゼミ」「ミンミンゼミ」「ツクツクボウシ」「クマゼミ」の6種類を観察対象として選びました。

2015セミマップを見てみよう!

種別報告件数

2015報告数の表2015セミ報告数のグラフ
 

 

 

 

 

 

  • 報告の総数は168件で、昨年の約4分の3に減りました。
  • しかし、ミンミンゼミとアブラゼミの報告が多く、クマゼミとツクツクボウシが少ないなど、種の割合には昨年とあまり違いがありませんでした。

種別マップ

6種

  • ニイニイゼミ、ヒグラシ、アブラゼミ、ミンミンゼミの4種は、何れも県内4地域から報告がありました。
  • ツクツクボウシは、3地域から報告がありました。
  • クマゼミは、南信地域(伊那市・飯田市・阿智村)から計4件の報告がありました。昨年は長野市から2件の報告がありましたが、今年はありませんでした。

旬別報告件数

旬別グラフ

  • 6月中旬のニイニイゼミの報告から始まり、7月上旬まではほとんどがニイニイゼミとヒグラシでした。7月中・下旬からはアブラゼミとミンミンゼミの報告も急増しました。
  • 7月下旬は、ミンミンゼミとアブラゼミが期間中の最多報告数となり、6種合計の報告数も41件で最多になりました。
  • 8月に入るとツクツクボウシの報告が増えてきましたが、他の種の報告数は減っていきました。
  • 9月になってからはミンミンゼミとアブラゼミのみ報告がありました。
  • クマゼミは8月に4件の報告がありました。

  • 今年は昨年よりも報告件数は減りましたが、報告された種の割合や時期などには昨年と同じような傾向がみられました。
  • 今回報告がなかった地域に生息していないとは限りません。来年以降はもっと多くの方にご協力いただくことで、より正確な分布図を作成したいと思います。
  • 報告時期についても、セミの発生時期を正確に表しているとは限りませんが、今後継続して調査することでその変化を捉え、温暖化の影響を探っていきたいと思います。

多くのみなさまのご協力有り難うございました。

2014年の結果はこちらでご覧いただけます>>