ウオッチング対象(夏)

夏のウオッチング対象


ナガサキアゲハナガサキアゲハ – Papilio memnon

大型の黒いアゲハチョウです。メスでは白い斑紋が目立ちます。後翅に突起がないことで、ほかの黒いアゲハと区別できます。近年、分布を北に広げています。関東や東海以南に生息し、県内ではこれまで南信で確認されています。

分布


クロコノマチョウクロコノマチョウ – Melanitis phedima

前翅の先がカギ状に曲がり、後翅に突起があります。表は濃い褐色、白点2個のある黒斑をもち、そのまわりが橙色です。
裏は枯葉状です。裏面の蛇の目模様は小さく、これが大きいのは近似種のウスイロコノマチョウです。近年、分布を北に広げています。県内では中南部で確認されています。

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クマゼミクマゼミ – Cryptotympana facialis

体長約6~7センチ(頭から腹の先まで)。大きいです。翅は透明で、胴体はつやのある黒です。シャーシャー、と鳴くといわれます。近年、分布を北に広げています。なお、信州の山地に多いエゾゼミは、地方によって「くまぜみ」と呼ばれますが、別の種類です。エゾゼミは、ギーー、と鳴きます。(撮影:東野ななみさん(私の生き物写真館)、協力:中峰 空さん(三田市立有馬富士自然学習センター))

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アブラゼミアブラゼミ – Graptopsaltria nigrofuscata

体長約5.5~6センチ(頭から腹の先まで)。翅が褐色です。ジージー、と鳴きます。大都市などで減っており、クマゼミ、ミンミンゼミとの置き換わりが知られています。温度や湿度の変化などの影響が議論されています。

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ミンミンゼミミンミンゼミ- Hyalessa maculaticollis

体長約3.5センチ(頭から腹の先まで)。翅は透明。頭から胸にかけて黒地に緑色の斑紋があります。ミーン、ミンミンミンミンミンミンミーン、と鳴きます。クマゼミ、アブラゼミにくらべて暑さに弱いとされています。

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ヤナギランヤナギランの花 – Chamerion angustifolium

高さ1~1.5mになり、茎の頂部に花序を出します。7月から9月に紅紫色の花が花序の下から上にむかって咲きます。県内では亜高山帯の草原に多く分布します。県内のヤナギランは、葉の主脈上に毛の密生するウスゲヤナギランに分類されます。

ご覧になられたときの状況をコメント欄にてお知らせください。一分咲きから五分咲きでしたか? 満開でしたか? もうしおれた花が目立ちましたか?

開花


マツムシソウマツムシソウの花 – Scabiosa japonica

高さ60~90cmで、8月から9月に淡紫色の直径5cmほどの花をつけます。県内では山地帯上部から亜高山帯の草原や岩場に多く分布します。高山帯には、より草丈が低く、逆に花の大きいタカネマツムシソウがみられます。

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開花


ニッコウキスゲニッコウキスゲの花 – H. esculenta

6月から8月に橙黄色をした漏斗状の花を数個つけます。花は昼間に開きます。県内では、低山から高山の草原に分布します。ゼンテイカとも呼ばれます。よく似た花に、花の色が淡黄色から黄色で、花が夕方に開くユウスゲがあります。

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開花


残雪〇〇山の残雪がなくなった – Last snow

山の雪解けは早くなっているでしょうか?
自宅近くの〇〇山、毎朝見える〇〇岳の残雪がすべて融けてなくなった日を報告してください。
写真もぜひお寄せください。

消雪日


私が見つけた温暖化私が見つけた温暖化 – Global warming

自宅や外出先で見かけた生きもののことや自然現象など、どんなことでも構いません。温暖化との関係が不明でも、どんどん報告してください。同じ内容で多くの報告が集まりましたら、項目を新しく設けたいと思います。

※希少種保護のため、長野県レッドリスト掲載種の情報は非公開とさせていただきます。ご理解・ご協力をお願いします。

初見 開花 などは何を調べようとしているのかを示しています。
※「初認」「初鳴き」「初見」については初めてでなくても「聞いたり」「見かけたら」報告してください。できれば状況がわかるコメントも一緒にお寄せください。